ヘルプの仕事は指名へ繋がる!?
- ポイント
- ・2つの鉄則をしっかり守って
- ・幅広い分野に対応する雑談力を磨く!
- ・お連れ様への配慮を意識する!
ヘルプは難しい!?
指名が重複したキャストの代わりに、場のつなぎとして席に着くのがヘルプのお仕事。指名キャストが他のお客様と過ごしている時間を待たされてしまっているお客様は、必ずしもヘルプを笑顔で受け入れてくれるわけではありませんよね。新人キャストにとってヘルプはつらい役回りに感じるかもしれません。確かに、そう甘くないお仕事です。でもヘルプは、キャストとして急速に成長できる勉強の場でもあり、新たに指名をゲットする絶好のチャンスでもあるのです。ヘルプのテクニックさえ覚えれば、お店からの評価もあがりますし、憧れの先輩キャストと仲良くなるきっかけにもなります。新人のうちにヘルプをたくさん経験して、ほかのキャストと差をつけましょう。
最低限守らないといけないこと
ヘルプとして一番大切なのは、お客様に名刺を渡したり、連絡先を交換しないことです。キャバクラはホストクラブのように永久担当制ではありません。つまり、お客様が指名を変えたければ変えることは自由です。
ヘルプをしたことがきっかけでお客様から気に入られ、今まで指名されていたキャストからあなたに指名が移ることはありますが、ここぞとばかりに自分から熱心に名刺や電話番号を交換して「営業」するのは、ちょっと配慮に欠けますよね。お客様が退屈しないように接客することは大切ですが、あくまでも「場のつなぎ役=ヘルプ」に徹するようにしてください。
もうひとつ大切なこと
キャバクラのヘルプで気をつけなければいけないことはもうひとつあります。お客様に指名キャストの情報を漏らすのはやめておきましょう。お客様には少なからず「ほかのキャストから指名キャストの情報を得たい」「指名キャストが自分のことをどういう風に思っているか知りたい」という気持ちがあります。ヘルプでつく側は、どうしても「お客様を楽しませなければならない」「機嫌よくなってもらわなければならない」と思ってしまいます。ここで下手にディープな話題を出すと、指名キャストの営業妨害につながってしまう確率が非常に高くなります。たとえお客様が巧妙な手口で指名キャストに関する探りを入れて来ても、上手に交わす術を身につけていきましょう。
待ち時間を楽しませること
ヘルプは、通常のお客様と違って営業につながるようなことを口に出せないので、話題が限られてきます。その中でお客様を楽しませなければならないので、すごくデリケートな対応を求められますよね。こんなときに生きるのが、今まで養ってきた一般教養(雑談力)です。ヘルプの席では、できるだけ会話でお客様を楽しませることを心がけましょう。時事ネタやゴシップ、スポーツの話題や季節の話など、お客様に質問しつつ反応を見つつ、自分の得意分野に引っ張っていって、会話が途絶えることのないようにしましょう。ここでの立ち回りが達者で、お連れ様を指名に繋げたキャストもたくさんいます。大切なのは、あえて空気を読まない技術です。ひと目見てお客様が「不機嫌だ!」と気付いても、下手に出て様子を伺ったりうろたえたり、一緒に黙りこくったりしてはいけません。ここでは従来の営業スタイルを忘れて盛り上げ役に徹し、場を繋ぎましょう。