ポイント

・ほどよいセレブ感を強調！

・顔と名前を覚えてもらいましょう！

・ひとことメッセージを添えて印象をアップ！

下品にならないで！セレブ感のある名刺がGood.

名刺は、お客様と私たちキャストをつなぐ大切な絆です。もしもお客様があなたの名刺を大切にとってくれていたなら、次回のご来店時に指名していただける可能性もUP！そのためには、好印象を残せる名刺をお渡ししたいですね。
名刺のデザインはお店によって決まっている場合もあるし、自分で自由にデザインできるところもあります。もしも自分で自由にデザインできるのなら、いかにもキャバクラっぽい名刺より、もっと自分らしさや自分の魅力をアピールできるデザインにしたいものですね。
え？　私の名刺のデザインですか？　…それはヒミツです。お見せするのは大切なお客様だけ。
可愛い名刺、OL風のフォーマルな名刺。学生っぽい名刺。いろんなデザインがあっていいと思います。ゴスロリ風の名刺なども見たことがありますよ。
OL風の名刺は「彼女さんや奥様に見つかっても怪しまれない」というメリットがあるようです。何種類もの名刺を用意しておいて、お客様のタイプやTPOにあわせて使い分けるのもいいですね。
でも、「いかにもお水的な名刺は避けてくださいね。お店＆自分のイメージダウンにつながってしまいます。ほどよくセレブ感のある、お客様が「捨てずにとっておこう」と思っていただけるような名刺を用意してください。

写真＋名前がキャバクラ名刺のキホン

キャバ嬢はそのお店のコンセプトに沿った源氏名をつけるのが普通です。お客様も「どうせ本名じゃないから」という気持ちからか、なかなか私たちの名前を覚えていただけないことが多いのです。
そこで、確実に自分を印象づけて指名につなげるためには、「自分の顔写真＋名前」をセットにして、名刺でしっかりアピールしましょう。

名刺の使い方・渡し方

名刺の使い方・渡し方は、お店のルールがある場合はそれに従ってください。
特にルールがない場合のセオリーについて説明しますね。
まず、フリーのお客様の場合は、最初の自己紹介の時に名刺を添えて差し出すとスムーズに受け取っていただけます。ヘルプで席についた時、名刺は控えましょう。
また、ビジネスマナーでは一度名刺を渡した相手に何度も名刺を渡すのはNGですが、キャバ嬢の場合、お客様に名刺を捨てずに持ち帰っていただく確率が高くなるので、何度でもお渡ししたいところです。
ただし、同じ名刺を何度もお渡しするのは失礼ですから、「最近デザインを変えたの。これが新しい名刺です」など、お渡しできるキッカケを積極的につくるといいかもしれません。

必ず手書きのメッセージを添えましょう

キャバ嬢の名刺の裏には、連絡用のメアドや電話番号が書かれているのが普通です。これは印刷の場合もありますが、できれば手書きにした方が、お客様も気分が良いのではないでしょうか。ついでに何かひとこと、メッセージを添えるといいですね。
メッセージの書き方にもコツがあります。
「今日はありがとうございました」など、ごく簡単なものでいいのですが、名刺を捨てられないヒケツは、お客様のお名前（愛称）をメッセージに加えておくこと。
「○○さん、今日はとっても楽しかったです！」
自分の名前が書かれた名刺は、誰にも見られたくないので簡単には捨てられません。少なくともご自宅までは持ち帰っていただける確率が高いというわけです。また、お客様も「自分の名前を覚えてくれたんだ」と、ちょっと嬉しい気持ちになっていただけるのではないでしょうか。
なお、名刺の裏面にメアドや電話番号などが印刷してある場合、ひとことメッセージを書き込むスペースが取れないこともあります。本当は名刺の表面に、メッセージが書き込めるようなスペースがあるデザインが望ましいでしょう。
たかが名刺。されど名刺。接客業の私たちだからこそ、さりげなさの中にも細やかな気配り、そして「おもてなしの心」をこめたいですね。